こんにちは、内向的笑いのnew wave、ガドイです。今回は内向的で、コミュニケーションに自信のない人が面白くなる方法について話していきます。もうタイトルに書いちゃってますが、ツッコミからマスターしていくべきだと考えています。

ツッコミって難しそうじゃない?
そう思った方もいるかと思います。なんか例えたりしなきゃいけないの?とかね。おそらく皆さんがイメージしているのはノブさんや後藤さんなどに代表される、ツッコミ芸人でしょう。あの方々は日本でトップクラスです。当然そこまで到達する必要はないわけです。
自分の周りを見渡してみてください。
「ツッコミがおもしろいなあ」という人、います?
かなり少ないと思います。芸人クラスどころか、くすっと笑えるようなツッコミをする人もあまりいないのではないでしょうか。裏を返せば、少し技術を知れば、すぐに周りで一番のツッコミになれますし、面白い人として認識されることも可能です。
ではなぜ、ボケやエピソードトークではなく、ツッコミを薦めるのか。
その理由を3つ挙げ、話していきたいと思います。
1.圧倒的に難易度が低い

内向的な人が面白くなるためにツッコミから入るべき理由1つ目は、圧倒的に難易度が低いことです。
何と比べてかというと、先程挙げたボケやエピソードトークです。
先に断っておきますが、これは日常において面白い人と思われることを目的とした話です。
ではなぜツッコミの方が簡単なのか。
結論から言えば、
ボケやエピソードトークは「発想」、
**ツッコミは「反応」**だからです。
それに対し、ツッコミは誰かの発言に反応して言葉を挟むだけです。
難しく聞こえるかもしれませんが、日常レベルであれば発言の内容はそこまで重要ではなく、タイミングや言い方が9割です。(※このあたりの技術は別の記事で解説します)
前者は、独創性がないと笑いが起きないどころか、そもそも話し出せません。内向的な人は「話題を出すこと」自体が苦痛だと思います。私もそうでした。
発想力が必要か、反応するだけでいいか。
この差は、特に内向的な人にとっては非常に大きいです。
2.失敗しにくい

2つ目の理由は、失敗しにくいという点です。
思い返してみてください。
「スベった」と言われるときって、どんなときでしょう?
多くの場合、一発ギャグやボケに失敗した時ではないでしょうか。
ボケやエピソードトークは「ウケたか・ウケなかったか」がはっきりしがちです。
一方、ツッコミは違います。
誰かの話に対する相槌にすぎないので、仮に笑いが起きなかったとしても、「スベった」という雰囲気にはなりづらいのです。
もちろん、たまにツッコミで盛大にやらかす人もいますが、私に言わせればそういう人は相当センスや技術が足りていないだけです。私はそうはさせませんのでご安心を。
一度スベってしまうと、内向的な人はそこから巻き返すのが本当にしんどいです。
だからこそ、失敗しにくいツッコミは魅力的なのです。
3.周りの影響を受けにくい
3つ目の理由は、周りの影響を受けにくいということです。
少しわかりにくいかもしれませんが、言い換えると、どんな状況でも再現性高く面白いと評価されやすいということです。
笑いが起きるのは、主に次の2パターンです。
- 受け手の想像を超えたとき
- 受け手が強く共感したとき
ボケやエピソードトークは前者、ツッコミは後者に該当します。
たとえば、
「昨日、遊園地に行ったんやけど、ジェットコースターめちゃくちゃ怖かったわ」

これ、笑いが起きるわけないですよね。
遊園地と聞いた時点で、ジェットコースターの話になりそうだと無意識に想像されているからです。
もし笑いを取りたいのなら、
「ジェットコースターの荷物置いとく箱持って帰ってもうたわ」
「飯だけ食って帰った」
のように、予想外の角度から話す必要があります。
しかし、何が予想の範囲内で、何が予想外なのかは、受け手の考え方によって大きく変わります。上の例で言うと、遊園地でご飯だけ食べて帰るのが普通だという人がいるかもしれないわけです。そうなると、笑いは起きにくいです。ボケやエピソードトークの成功、失敗は、周りの人の特性に依存する部分があるわけです。
一方ツッコミは、共感さえ得られれば笑いが起きるんです。
- 騒音に対して → 「うるさすぎやろ!」
- 話が分かりにくい人に対して → 「なにゆうてんねん!」
これだけで笑いが起こることもあります。
共感さえ得られればいいので、周りにあまり依存しません。なぜなら、社会的な常識は誰にとってもほとんど同じだからです。周りの共感を得ることは想像を超えるよりはるかに簡単なわけです。
でも意外と、こういうツッコミができる人って少ない。
だからこそ、ツッコミを習得すれば、すぐに「面白い人」になれるんです。
最後に
ということで、内向的な人が面白くなるにはツッコミから入るべき理由3つを紹介しました。
- 難易度が低い
- 失敗しにくい
- 周りに左右されにくい
この3つを押さえるだけでも、「なんかあの人、おもろいな」と言われる日は近いです。
いよいよ次回からは、具体的なツッコミ技術についてお話ししていきますので、ぜひ読んでください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!